どこまでできる?スチコンレシピについて解説!(旧)

スチコンは、さまざまな種類の調理を同時に、自動的に行ってくれる自動加熱調理機ですが、
「実際スチコンでどんなレシピが作れるの…?」
「スチコンを導入したはいいけど、いまいちレシピのレパートリーが増えない…。」
なんて人も多いのではないでしょうか。


スチコンは、熱風と蒸気を利用して「蒸す」「焼く」「煮る」「炒める」「温める」「茹でる」「揚げる」などの調理を一台でできる自動加熱調理機。

メーカーや機械にもよりますが、スチコンにレシピが内蔵されているものも!

2021年現在、給食や保育園でも多く導入されてきているスチコンですが、せっかく買っても使いこなせないと費用対効果が悪くなってしまうかも…。

そこで、今回は、スチコンでどのようなレシピができるのかを、調理法などともに解説していきます!ぜひ最後までご覧ください!

目次

1. スチームコンベクションでできる調理法をご紹介!

レシピを作るスチコン

スチコンのレシピを見て行く前に、そもそもスチコンではどのような調理ができるのかをご説明します。

スチコンは、熱風と蒸気を利用した自動加熱調理機で、3種類のモードを使い分けて調理します。

熱風で加熱する①熱風モード、蒸気で加熱する②スチームモード、①と②を組み合わせて加熱する③コンビモードです。


一般的に、温度は①熱風モードで30〜300℃、②スチームモードで30〜130℃、③コンビモードで30〜300℃となっています。

モード別に主な調理法を整理すると、以下の早見表のようになります。

①熱風モード 焼く・揚げる
②スチームモード 蒸す・茹でる
③コンビモード 焼く・炒める・煮る・炊く

①熱風モードでは焼き物・揚げ物が、②スチームモードでは蒸し物・茹で物が、③コンビモードでは焼き物・炒め物・煮物・炊き物のレシピが得意になっています。

同時に複数レシピが作れるスチコン

同一条件での調理が可能なレシピであれば、同時に調理することも可能です。

例えば、蒸しパンを調理している下の段で、副菜の茶碗蒸しを調理し、さらにその下の段でデザートのプリンを調理するなんてことも。

スチコンレシピを実践するときには、それぞれのモードが得意とする調理法を理解しておくことが非常に大切です。

スチコンの3種類のモード、主な調理法をご理解いただいたところで、実際にスチコンでどのようなレシピができるのか見ていきましょう!

スチコンの資料

2. スチコンはここまでできる!レシピを解説!

スチコンには、レシピ集の本が出版されているくらい、多種多様なレシピがあります。

ご紹介した、主な調理法別にスチコンのレシピを見ていきましょう!

2-1. 焼く

スチコンの焼くレシピ

焼く調理法では、熱風モード、コンビモードが使用されます。

湿度が低いと焦げ目が付きやすくなってしまうので、焼き物の中でも焦げ目をつけたくないレシピでは、コンビモードを使うといいでしょう。

焼くレシピの例:
焼き魚、豚肉の生姜焼き、鶏肉のステーキ、焼き芋、お好み焼き、ケーキ、大学芋、ピカタ…など

2-2. 揚げる

スチコンの揚げるレシピ

スチコンでは、食材そのものがもつ油を利用することで、揚げることが可能です。

そのため、食材に含まれる以上の油を必要とする天ぷらなどのレシピを調理するのは難くなっています。

揚げるレシピの例:
鶏肉の唐揚げ、白身魚のフライ…など

2-3. 蒸す

スチコンの蒸すレシピ

スチームコンベクションの代表的な調理法が蒸すです。スチームモードを使用し、蒸気量を上げることで蒸す調理が可能です。

蒸すレシピの例:
蒸しパン、茶碗蒸し、プリン、半熟卵、温泉卵、オムレツ、ういろう…など

2-4. 茹でる

スチコンの茹でるレシピ

スチームモードで茹でる調理が可能で、野菜を湯がくこともできます。

しかし、スチコンが唯一苦手とするのが麺類の茹で。できることはできるのですが、事前に長時間水につけて置かなければならないなど手間もかかり、クオリティも高くはないためおすすめはできません。

茹でるレシピの例:
ゆで卵、温野菜サラダ、ほうれん草のおひたし…など

2-5. 炒める

スチコンの炒めるレシピ

蒸気と熱風を利用したコンビモードでは、炒める調理も可能です。

炒めるレシピの例:
焼きそば、野菜炒め、チャーハン、青椒肉絲…など

2-6. 煮る

スチコンの煮るレシピ

通常の鍋で煮込むと、食材同士がぶつかってしまい煮崩れしてしまいますが、スチコンでは食材同士がぶつかることがなく煮崩れしにくくなっています。

スチコンでの調理が歩留まりが良いとされる理由のひとつです。

煮るレシピの例:
チャーシュー、煮物、煮込みハンバーグ、ぶり大根、肉豆腐、サバの味噌煮…など

2-7. 炊く

スチコンの炊くレシピ

ホテルパンに蓋をして調理することで、炊飯も可能です。

炊くレシピの例:
白いご飯、炊き込みご飯、さつまいもご飯…など

スチコンでの調理全般に言えることですが、湿度が高いほど熱通りがよくなり、焦げ目がつきにくくなりますが、多少べちゃっとしてしまうので、蒸気量の調整は重要になってきます。


このように、スチコンでは和食からデザート・おやつまで、非常に多くの種類のレシピを調理することが可能です。

基本的に「なんでも調理できる」といっても過言ではないでしょう!

しかし、機械によって、できあがる料理のムラのできやすさや、そもそもレシピを内蔵しているかどうかも変わってきます。

メーカーや機械によって特徴が大きく異なるため、ご自分が使用されている、ご検討されているスチコンがどのような特徴を持っているかを把握するのは非常に大切です!

そこで、レシピの出来上がりの品質を大きく左右するスチコンの性能について、詳しくご説明します!

スチコン 導入事例

3. レシピの品質はスチコンの性能で決まる!?

レシピの品質を左右するスチコンの性能

さまざまなメーカーがスチコンを出していますが、その性能はメーカー、機械によって異なります。

その性能差は、レシピをどれだけ高いクオリティで作れるかに大きく関わってきます。

レシピの品質に関わる主なスチコン性能の違いで、主に挙げられるのは
①自動調節機能
②蒸気の質
③内蔵レシピ

の3つになります。

それぞれ、順を追ってご説明していきます。

まず、①自動調節機能ですが、具体的に言うと『機械がどれだけ庫内の状況を把握し、それに応じた対応をするか』です。

自動調節機能を有するスチコンは、レシピを調理する際に庫内の温度を計測し、ファンの回転の方向を調整します。

スチコンの自動調節機能

中でも、ラショナルというメーカーのスチコンだと、庫内の温度に加えて蒸気量までも計測しており、計測のスパンも秒単位と非常に短いため、庫内の温度が±1℃ほどしかぶれず一定に保たれます。

また、計測の結果から機械が食材の状況を検知し、発生させる蒸気量や調理時間をも調整してくれます。

次に、②蒸気の質ですが、これは蒸気の細かさのことであり、レシピの出来上がりや、同時に複数のレシピを作る際のにおい移りに影響します。

蒸気が細かいほど、中まで熱が浸透しやすく、におい移りもしづらくなります。

ラショナルのスチコンは蒸気が細かい

最後に、③内蔵レシピですが、言葉通り、スチコンにレシピが内蔵されているかです。

レシピを内蔵させているスチコンであれば、メニューを選択するだけで食材に最適な時間、温度、湿度で調理を開始してくれます。

以上がレシピの品質に関わる主な性能の違いになりますが、自動調節機能と蒸気の質が高いスチコンほど、ムラができにくくなるためこの2つが特に重要であるといえるでしょう。

そのため、本サイトでは、優れた自動調節機能をもち、特に細い蒸気を発生させることができ、45年以上のノウハウがレシピとして搭載されているラショナル製のスチコンをおすすめさせていただいております。

ラショナルのスチコン

スチコンでレシピを作る際は、この3つのポイントとご自分の使われているスチコンの特徴を理解しておくといいでしょう!

スチコンの特徴がわかれば、よりクオリティの高いレシピを作るための工夫がしやすくなると思います。

これからスチコンの購入を検討されている方は、3つのポイントを理解してスチコン選びをされるといいと思います!

スチコン カタログ

4. まとめ



いかがでしたか?

スチコンのレシピについて、3つのモードや7つの調理法から、それぞれの調理法で作れるレシピ、レシピの品質に関わる主なスチコン性能の違いまでご説明してきました!

スチコンには、熱風モード、スチームモード、コンビモードの3つのモードがあり、「蒸す」「焼く」「煮る」「炒める」「温める」「茹でる」「揚げる」の調理法ができましたね。

また、自動調節機能、蒸気の質、内蔵レシピがレシピの品質を左右するスチコンの性能でした。

本サイトでは、今後もどんどんスチコンのレシピを追加していくので、ぜひチェックしてみてください!

スチコンの導入を検討していて、カタログが欲しい、実機を試してみたいという方もぜひお気軽にお問い合わせください!

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